経営資源と企業戦略の関係性を考えることで、企業戦略の構築の検討ははじまります。
まず、経営資源が企業戦略に与える影響としては、①資源による戦略の「選択可能性」制約:持っていない資源は使えない、②「競争優位性」戦略構築:高度な技術やブランドによる戦略、③戦略の「持続性」:有形資産はまねされやすく(短期優位)無形資産はまねされにくい、といった点があがります。
また、重要なのは「戦略 → 資源」もあることです。①資源配分: 資源の「重点化」、②資源の形成:人材育成、技術開発、ブランド構築で資源を「作る」、③資源の再構成(ダイナミック・ケイパビリティ):自社の資源の再定義や、提携・M&Aによる資源の獲得、等があげられます。
実際の経営資源と企業戦略の関係も、資源を活用した戦略、戦略から資源を集める、両方のパターンがあります。資源を活用した戦略としては、多くの技術系企業(ex)創薬研究技術から新薬開発を継続する製薬メーカー等)、ブランド訴求企業(ナイキやアップル、ルイ・ヴィトン)などがあげられます。また、戦略から資源を集めて成功した例は、マイクロソフトがOS販売から、クラウド資源を集めてクラウドサービスに転換した事例などでしょうか。
また、アップルのi-Phone、Uberのライドシェア、アマゾンのAWS、テスラなど新たな製品・サービス・事業の構築において、既存資源を再定義する、複数の資源を組み合わせる、顧客体系を再設計する、ビジネスモデルを転換する、無形資産を活用する、といった既存資源と戦略の活用から新たな事業やさらには資源を生み出す例も挙げられます。


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