新製品上市や販売戦略の実施段階では、成功する場合(売り上げ増、シェア拡大、顧客の評判が良いなど)と失敗する場合(思ったように売れない、顧客の反応が弱い)が生じてきます。このような場合、成功要因の分析、失敗の原因分析などが行われるとは思いますが、実施前にフレームワークによる分析や仮説構築を検討してきたならば、実行後の振り返りにおいてもフレームワークの活用による分析ができると思います。
成功の場合には、実施前に行った3C分析やSWOT分析を実施後に振り返ることや、VRIO分析(Value:価値があるか、Rarity:希少か、Imitability:模倣されにくいか、Organization:活用できる組織になっているか)が分析手法になると思います。VRIO分析は実施前に行っても良いかもしれませんが、実施前は期待値が多く事実は不足するので、成功して成果や顧客反応などの事実が集まった時に分析した方が価値があるように思います。また、成功した場合の次のステップは、ブランド構築、顧客基盤拡大、参入障壁構築などにつながってくると思います。
失敗した場合には事前の期待値とのギャップの分析になると思います。分析としてはSTPギャップ分析( Segmentationは正しかったか、Targetingは適切だったか、Positioning(差別化)は伝わったか)、4P実行の失敗(価格が高すぎた、販路が弱かった、宣伝不足だった)などがあります。失敗の場合に次のステップをどうするかは、方針の再構築には、サンクコストを排除する(これまでの投資がもったいないから継続することはしない)、再挑戦による課題解決の見通しがあるか、継続による将来価値があるか、すなわち、再挑戦価値=市場価値× 競争優位× 改善可能性、になってくると思います。


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