大企業の中で行われる新規事業開発には、おおきくわけてトップダウン方式か、ボトムアップ方式か、があるのではないかと思います。また、新規市場としては、既存事業の延長線にある市場と、新規でイノベーション要素が大きい市場、の場合に分けられるかもしれません。
新市場(既存の延長線)×トップダウン方式は、日本でも事例は多いように思います。自動車産業のEV化や、トヨタのような全方位対応などはこの事例になるでしょうか。このような事業開発は、企業の組織的な総合力(市場把握、営業、生産、事業構築力)が問われるケースと思います。
新市場(新規・イノベーション型)×ボトムアップ方式の事業開発例も日本でもいくつか事例があると思います。なお、既存延長×ボトムアップについては事例は多いと思われますがここでは例示を控えます。この例としては、ポストイット(3M)、Walkman(ソニー)、Wii(任天堂)、G-mail(Google)などが挙げられると思います。また、メルカリのフリマアプリ、LINEのスタンプ文化等もこのようなケースになるかと思います。スタートアップから成長した事業もこのパターンになるのではないでしょうか。この領域は、これまで見てきたような、パーソナルなビジネス経験を活用する、新規事業開発の経験やネットワークを生かせるように思います。
また、新市場(新規・イノベーション型)×トップダウン方式は、アメリカのテック企業などで見られる形です。具体例は、i-Phone( Apple)、AWS(Amazon)、EV(Tesla)、Netflixなどでしょうか。ソニーのPlaystation事業などもこの例になると思います。このパターンは、事業の推進メンバーが仮説をたてて、企業の組織体制を活用してリソースを投入する形になると思います。当然、失敗のケースも多く、推進者の判断力とリスク管理も必要になると思います。
個人的な意見としては、既存×トップダウンは日本企業向き、新規×ボトムアップは個人×ネットワークを生かせる領域、新規×トップダウンは欧米スタイル、という印象です。


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