上市した製品の新たなマーケット探索として、一見して特徴のわかりにくいフィルム材料のような製品において用途探索を行った際のアプローチを少しお話しできればと思います。
1.フィルムの生産プロセスからのアプローチ
フィルム材料の用途として、光学用途等では、そのフィルムで加工生産をする時、その生産得率に影響するような、異物欠陥や平面性不良が生じる場合があります。このような用途領域では、フィルムの異物発生や平面性を管理・改善することで、光学用途でのマーケット展開につながります。
2.コスト・生産性によるアプローチ
フィルム材料としての必須機能の差が小さい汎用包装用や保護フィルムの領域では、コストを下げること、供給能力を上げることで置き換えが進む場合があります。包装用のPE、PP、PETなどの領域はこのような競争が起きやすい領域です。
3.フィルム材料の特性の考察と再定義によるアプローチ
フィルム材料の特性を、他の材料との比較、もしくはその特性を生かす用途を探索するアプローチです。例えば、PETなどでは、高耐熱性のフィルム材料が展開する用途に、PET加工条件の改善等で耐熱性PETとして展開している例などがあげられます。私自身の活動として、透湿性の高いフィルムを食品の鮮度保持用途や農業栽培用フィルムとしての用途探索を行ったことがあります。


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