6-1.経営資源にはどのような特徴がある?

ビジネステーマ

企業の経営資源については、よく言われる分類として、ヒト・モノ・カネ・情報があります。これらの経営資源の性質として、その資源をどのように評価できるか、また、その資源をどのように活用するか、という視点で見ると違いがあります。

 内容客観・主観性外部or内部リソースの活用有効性
カネ資金、資本、債務、 税務等客観的外部が有効:銀行・投資家・資本市場など外部調達手段が発達。 内部留保だけでは限界がある。
モノ設備、原材料、製品、 土地資産 等比較的客観的外部・内部の併用:調達・製造は外部委託(アウトソース)も可能。 コア技術・製造ノウハウは内部保持が競争優位につながる。
ヒト人材の能力、組織文化主観的内部が有効:企業固有の文化・ノウハウ・信頼関係は内部育成が基本。 外部採用は即戦力確保に有効だが、統合コストがかかる。
情報ノウハウ、知財

マーケットデータ
主観的

客観的
内部が有効(機密性の高いもの):競争優位源泉となる情報は内部管理が原則。
市場情報・技術動向など汎用情報は外部リソース(調査会社・コンサル等)活用が効率的。

経営資源のうち、カネ・モノは基本的に客観的な評価が可能です。企業内での生産・販売・開発棟の事業活動は、大きくはこの2要素で運営されますし、M&Aの検討でも、まずこれら有形資産の評価が基礎になると思います。また、カネ・モノといった経営資源の評価や活用では、外部の銀行や投資家、また会計や税務等の専門家、といった外部リソースの力をどのように使うかということがポイントになってくると思います。

一方、ヒト・情報については、多くは企業内で主観的に評価し活用する資源になります。また、実際の事業活動でカネ・モノといった経営資源を実際に動かすのは、ヒト・情報になります。多くのM&Aでも、その価値を決めるのはヒト・情報等の無形資産になってくると思います。一方、このような主観的評価、企業内での活用という側面によって、これら経営資源の価値は評価しにくく、また活用次第で成果が大きく変わりますが、その分析や実行スキーム構築等には様々なコンサルティングの手法が開発され、また関わる人々の創造的活動が生かせる領域になります。

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