現在2026年の世の中の流れとして、世界的には、生成AIの進展、電力の再生エネルギー化や資源調達、半導体の高度化や投資拡大などの動きや課題があります。また、日本では、上記以外に、少子高齢化による人口動態の変化、エネルギーや食品・資源の調達や自給、災害や気候変動対策などの課題があります。一方、これまで企業の経営資源について考えてきましたが、これらは基本的に企業自身の持っている内部能力です。企業が実際にビジネスを行う世界では、様々な外部環境やニーズに対して、企業の内部能力である経営資源を活用して、何ができるか/何をすれば価値があるか/何をすれば勝てるか、を考えることになります。
このような外部環境と内部能力の分析や仮説構築のためには、学者により提唱されコンサルティングに用いられるさまざまなフレームワークがあります。外部環境と内部能力の分析において、よく知られているものとしては、PEST分析、5F分析、3C分析、VC分析、SWOT分析などがあります。このうち、PEST分析、すなわち、Political、Economical、Social、Technologicalの要素の環境分析がまず初めに考えることになると思います。
実際のPEST分析は、各々の企業の事業や能力を想定して行うことになると思いますが、4つの要素の内、PとEは大きく社会動向に関わる要素、SとEは自社の事業・市場と自社の経営資源や技術能力に関わる要素になるのではないかと思います。
また、PEST分析ではそれぞれの要素のつながりや解釈を繰り返し、全体を総合した自社の事業に関わる仮説・ストーリーを立てていくことが目的になります。この際には、自社の見ている市場、経営資源、技術についての理解によって、仮説の立て方や幅が変わってくるようにと思います。


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