6-8.市場へのアプローチ:行動・実行の考え方

ビジネス開発

いくつかのフレームワークで外部環境と内部資源を把握したら、実際の市場へのアプローチを考える段階になります。このような段階でも、さまざまな戦略フレームワークがあり世の中に公開されていますので、ここでは個人的な視点で簡単に紹介します。

まず、市場範囲を大きく見てその中でどのような立ち位置を取るのかが、ポーターの戦略の3類型というフレームワークです。まず市場範囲として、A.広い市場で競争するのか/B.特定の市場で競争するのか、そして市場展開戦略として、①コストリーダーシップ(効率重視)か/②差別化(価値重視)か、を考えます。そして、A-①:コストリーダーシップ戦略、A-②:差別化戦略、B-①/②を集中戦略として、3類型を考えていきます。
また、ある市場のシェアから、企業としての市場の立ち位置と戦略を考えるのが、コトラーの4類型というフレームワークです。4類型としては、リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーという分類になります。ポーターやコトラーなどのフレームワークは、乗用自動車の市場や、コンビニエンスストア市場などにあてはめられますし、自社の展開する市場の中にあてはめると自社戦略を考えるきっかけになると思います。
これらポーターやコトラーのフレームワークから、さらに製品の市場展開を考える際に、STP(セグメント、ターゲット、ポジション)というフレームワークがあります。このような考え方の例としては、喫茶店業界のコメダ珈琲(長時間の居場所を作るポジション)などがあります。STPでは、セグメンテーションから考える、ポジショニングから考える、などのアプローチが考えられますが、個人的にはPから考える方が企業のアプローチとしては考えやすいように思います。
実際に製品を上市する段階では、製品戦略として4P(Product、Price、Place、Promotion)を考えることになります。この領域は、企業の製品開発・生産コスト・市場選択や販路・広告能力など、総合力を発揮する領域ではないかと思います。

これら実行段階の戦略は、それぞれの企業で経験や考え方がある領域と思われるので、それをどのように企業として戦略的に構築して実行計画に移していくかがポイントになると思われます。

コメント